続いて、ホイルをよく見ると、表側や裏側にこのようなものが付いています。
コレは、『バランスウェイト』と言われるもので、このタイプの他に板状の貼付けタイプもあります。
何をするものかと聞かれたら、読んで字の如く、バランスをとっている『おもり』です。
タイヤはゴム製品ですので、どうしてもホイルに組み付け後、残留アンバランスがでます。
時速100キロで走っている時のタイヤの回転数はおよそ毎分900回転にもなります。
その時にアンバランスがあると、タイヤが上下左右に振れてハンドル操作や乗り心地に影響が出ます。
そのアンバランスをこのウェイトで釣り合わせてバランスをとっています。
タイヤショップなどでタイヤをはめ換えた場合、いかにこのバランスウェイトを少なくできるかが、ショップの腕の見せ所です。
が、どうしても取り付けなければバランスが取れない場合がほとんどですので、タイヤのサイズが前後で同じ場合、このウェイトの量が少ない方を前輪にすると良いでしょう。
タイヤ自体に回転方向の指定が無い場合は、さらにウェイト量の少ないものを運転席側にするとなお良いです。
最後に、外したタイヤの保管方法です。
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キレイに洗い、偏磨耗や傷がないかを確認する。 |
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よく乾燥させた後、タイヤの空気圧を半分程度に抜いておく。 |
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紫外線や雨の影響を受けないように、黒いビニール袋に入れる。 |
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変形を防ぐため、平らな場所に平積みにしておく(ホイル付きの場合)。 |
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