とりあえず装着してみたけれど、エンジンがかかりません。当然中古ですが取説が付いており、それ通り付けてみたのですが…色々調べていくとキャブに燃料が来ていません。
順に燃料の配管を追って行くと、燃圧レギュレータにたどり着きます。
ためしにレギュレータ分解をしてみたら(禁断)、構造的に配管のつじつまが合わない。中の構造を頼りに自分なりにつなぎ直したら、見事!セル10発くらいで何とかエンジン始動できました。なんと、取説の表記が間違っていました。せっかく配管の取回しまで考慮して取付場所を決めたのに、無理やりな配管になってしまいました。(やっぱりニセモノ?)
エンジンがかかったら燃圧の調整です。前のオーナーさんが「問題なく使っていた」ということなので、念のための点検です。取説では「燃圧は0.1〜0.3kg/cm2に合わせる」となっていましたが、手持ちの圧力計が1.0kg/cm2からなので、あくまでも点検です。
無事燃圧の点検も終わりしばらく様子を見ます。エンジンが温まったらアイドリングは安定するのですが、どうも空吹かしで調子が悪い。これではまともに走れない。一応取り付け前にキャブは全バラシして洗浄はしたのですが、仲間に「それみろ、キャブがでか過ぎんねや」と言われて少々後悔しながら、ひょっとしてまだどっかの穴が詰まっているのでは、と思い再度キャブを分解したところ、加速ポンプが詰まっておりました。洗浄して再組付けしたら、シビレル吸気音を轟かせてエンジンが始動。
アイドリングが安定した所で、同調やキャブの開閉具合を調整します。と言っても、これも感覚です。特別なテスターなど使っておりません…大丈夫かなァと思って試運転すると、加速もバッチリ!「ウーン、タマラン」 でも冷静に考えたらノーマルエンジンにキャブをポン付けしただけで車が早くなるわけはありません。音に騙されているんですね…(レスポンスはちょっと良くなった気はしますが)
後はこの車を思いっきり走らせるだけです。実はもう走行会の予約も入れてあります。その結果はまた後日報告します。
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